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先義後利
~地域を想い、JAYCEEとして大義を持って~

私たちは普段、何気なく当たり前のように生活をしています。何のためにこの世に生まれてきたのか、どのような役割を担う為に私たちは存在するのか改めて考えます。
二人の子を持つ親として私が今やるべきことはなんなのか、何をどうしたいのか、同じ志で活動する仲間と共にこの地域の未来をどう創造するのか等々。
我々青年会議所は地域の責任世代としてまた地域リーダーとしてあらゆる面で変化、進化していかなければいけません。一人の人間としてまたJAYCEEとして私が大事にしていることを記します。


「仁」思いやりの心
私たちは日常生活において「思いやり」や「思いやりの心」という言葉をよく耳にすると思います。その意味を言葉で説明するのは難しいものです。わかりやすく言えば「思いやり」とは相手の立場に立って考え相手の気持ちを大事にして行動するということだと思います。日常生活の中でなぜ、思いやりの心が大切なのか、私たちはあらゆる場面で人と関わって生活及び活動をしているのです。自分の好きなように思いのままの行動をとったとしたらどうなるでしょうか。わがまま勝手な行動は周囲に迷惑をかけることになり、周りを傷つけて嫌な思いになる場合もあります。そのようなことにならない為に「思いやりの心」とは私達が生きて生活していく上で人と関わる時の基本として必要なことであると考えます。
JC活動においても様々な取組みを行う中で地域、行政、民間企業、市民、各種団体等々人との関わり合いが全てであります。人は一人では生きていけません。みんなが支え合って社会が構築されています。この精神をまずは基本に今年のJC活動の基盤を構築していきたく思います。


「知」現実をみつめること
私たちが住み暮らす菊池市は平安末期から室町まで約450年、第24代続いた豪族『菊池一族』が活躍した歴史を持ち、江戸時代より皇室や将軍家にも献上する良質の米どころでも知られ、西日本最大級の畜産・酪農地としてまた、観光では日本名水百選や日本森林浴の森百選に選出される菊池渓谷、日本名湯百選のひとつである菊池温泉など数多くの観光資源に溢れたまちであります。このまちで菊池JCは1988年2月諸先輩はじめ多くの皆様のご尽力ご努力並びにスポンサーJCであります熊本青年会議所の諸先輩のご協力において設立され、日本青年会議所認証749番として今年で28年目になります。諸先輩に築いていただいたこの菊池JCを未来永劫、永続発展させ、その歴史と共に想いと伝統を引継いでいく使命が私たちにはあります。JCのみに限らず、この地域を想い、想いを共有する方、またメンバーと共に菊池の魅力を再発見するまちづくり事業を本年度、構築していきます。一概にまちの魅力とはどういうものがあるでしょうか。それは人であったり、観光資源であったり、古の歴史であったり様々です。菊池にはそのような隠れた宝が沢山あります。その宝を輝かせる為に市民も巻き込んだまちづくりの方策を模索・検討、実行に移して参ります。


「勇」積極性
何事も勇気を持って果敢に挑戦し、最大限準備、挑戦した結果として失敗に終わることが時としてあるかもしれません。しかし、チャレンジせずに何も行うことすらしないより、JCとしてまたJAYCEEとして明るい豊かな社会の実現に向けて日々邁進、運動、活動していくべきです。
また、年齢制限があるJCにおいて40歳までの限られた期間の中で、このまちの為に人の為に志を同じくする仲間を積極的に会員拡大していきます。本年度は正会員一人一名の会員拡大を目指します。一人ひとりが拡大担当者としてこの菊池を想い、将来の明るい豊かな菊池市を目指していく為に志を同じくする他団体との交流、意見交換会や拡大推進例会等を開催し、より多くの皆様へJCとしての発信をしていきます。
2013年度、菊池JC主催により菊池市長選挙に伴うローカルマニフェスト型公開討論会を開催しましたが、2年後の本年、報告会を開催します。現市長のマニフェストの進捗や菊池市民の方のご意見等を率直に市長に答申し、市民一体となる行政改革運営を図り、市民の政治参画意識を高めてまいります。その役割を担うのが我々JCであると考えます。


「謙」素直な心で謙虚に
松下幸之助氏著書「素直な心になるために」の中でその大切さを繰り返し述べています。「素直な心というものは、誰に対しても何事に対しても謙虚に耳を傾ける心である。素直な心がなければ、率直にものをいうこともなく、素直に耳も傾けないために互いに意思疎通が不十分となりがちである。素直な心がない場合には、人の言葉に耳を傾けようとしなくなり、その結果、衆知(多くの人の知恵)が集まらないようになる」
素直な心とは、自分の至らなさを認めそこから努力をするという謙虚な姿勢です。この「素直さ」「謙虚さ」が成功・成長の秘訣なのではないでしょうか。コミュニケーションスキル向上を意識して、会議の場では活発な議論を繰り返し、よりよい事業、例会を構築していけるよう多くの知恵と情熱を傾け、全会員と共に組織の活性化を図っていきます。


「寛」寛容(自分に厳しく)
JCとは「青年の学び舎」とよく表現されます。その根底にあるのはJCの三信条である「修練・奉仕・友情」です。1997年10月私は菊池JCに入会しました。私がJCに入っていなければ今の私の根幹は築かれていないといっても過言ではありません。物の考え方、見方、捉え方、指示の出し方、運営の仕方、会議の手法、後輩への指導、連携の仕方など、その他多くのことを学び考え、築くことが出来ました。この経験をもとに人として更に成長し、またJCメンバーと共に地域を想い、活動を進めていく為に更に自分にはより厳しく、LOM運営においても時間厳守など、規律や規則にはより厳しくするなど様々なことに、より注視して運営していきます。
また本年度は公益社団法人日本青年会議所九州地区熊本ブロック協議会会長に山田健二君を菊池JCより輩出します。LOMに限らず熊本ブロック協議会の各種事業や運動、九州地区協議会、日本青年会議所本会との連携もより強固にし、熊本ブロック協議会会長輩出LOMとして菊池JCからの出向はもちろんですが、より多くの学びの機会をいただきます。まずは自分に厳しく、心を広く持ち、出来るだけ多くの言動を受け止め、受入れ、自分の意見も反映しながら寛容な心で進めていきます。


「信」嘘をつかない、信用、信頼
小さい頃から両親や大人の方から嘘をついてはいけないということを教えられてきました。人間社会において嘘をつくということは信用、信頼の欠落となります。私たちJCにおいてもその基本は弁えて行動していき、いかなる時もJAYCEEとして大義を持った模範となる行動、言動が必要です。このような点も踏まえ、毎年、継続事業として行っている青少年育成事業「キッズサッカー大会10」を開催します。時代背景として幼少児の外遊びの減少や集団での遊びの減少、少子化による家庭環境の変化など、私たちが慣れ親しんだ昔の環境から随分、現代社会は変わってきたと感じます。菊池の将来を担う子どもたちに出来るだけ多くの経験や体験を成長期、形成期でもあるこの時期にキッズサッカー大会を通して人とのふれあいの中で子ども達の社会性、自立心・協調性・思いやりなど人としての成長を促すと共に青少年の健全育成に寄与し、良いことは褒め、間違っていることは叱ることももちろん大切なことです。嘘をつかない、当たり前のことを当たり前に出来る子ども達の醸成に取組みます。
また、我々JCメンバーは社会や会社、家庭という環境の中で生かされています。全ての物事に対して感謝の気持ちを忘れず、JC活動が出来るのも会社、家庭のお陰であるという認識を常に持ち活動していかなければいけません。その為にも家族に対してJCの理解や我々JCが目指している方向性や理念、活動・運動等をお伝えする機会も必要です。JCと家庭とのより良い関係、絆づくりを目指していきます。


「義」人として正しい道
今年度スローガンを先義後利~地域を想い、Jayceeとして大義を持って~としました。「先義後利」とは孟子の言葉ですが、「義を先んじて、利を後にする」、すなわち「何よりも大切なことは、目先の利益ではなく、仁義、すなわち社会の原理、原則である道義、道徳である」という教えであります。要するに、先に利益をくださいという姿勢の人や企業は、あまり応援されません。よくビジネスにて用いられる言葉ですが、JC活動も同じであると思います。目先の利益を求めてJC活動をしている人はいないと思いますが、JC活動、運動が最終的には地域の発展につながり、ひいては明るい豊かな社会となり、人々が豊かになっていくものと確信しております。その為にはまず自らの意識を変革させ、メンバーへと広げそして、「市民意識」を喚起する「事業」から醸成する「運動」へと繋げることが重要であると認識しております。
目先の利益(利潤)を求めて行動、活動するのではなく、青年経済人としてまた年齢制限がある特質した団体として、今を一所懸命に、失敗を恐れず勇気を持って果敢に挑戦し、JCの理念である明るい豊かな社会の実現に向けて、共に行動していきましょう。


【基本方針】
1.会員拡大 ~全員で共に活動する仲間を増やそう~
2.菊池の魅力を再発見するまちづくり事業の構築
3.次代を担う青少年育成事業の継続
4.日本青年会議所、九州地区協議会、熊本ブロック協議会との密な連携